80年代ジェニー

 

私はいわゆるジェニー人形の中ではエクセリーナとマリーンが好きなのですが、80年代のジェニーちゃんも大好きです。ジェニー（タカラバービー）の顔の最初のモデルはアグネス・ラムさんだそうです。無邪気でひとなつっこい子犬のようなジェニーの顔を見ていると、とてもなごみます。金髪の長い髪が、小さい頃遊んだリナちゃんを思い出させるのも好きな理由の一つでしょう。ジェニーはジェニーサイズの看板人形なので生産数が多いため、それほど珍しい人形ではありません。

 

ジェニーファンにはよくある話ですが、旅行先やドライブの途中でおもちゃ屋さんをみかけると、立ち寄らずにはいられないです。あわよくば箱入り新品のエクセリーナにでも出会えることを期待してしまいますが、そんな奇跡にはまだめぐりあえてないです。でも、昔のジェニーちゃんならまだ見かけることがあり、つい連れて帰ってしまいます。

 

また、フリーマーケット（フリマ）で昔のジェニー達に出会えることがあります。フリマで売られるような中古のジェニーは、元の持ち主としっかり遊んだ後のものが多いです。髪はぼさぼさだったり切られていたり、身体も汚れています。ひどい場合は、落書きがされている子や手や足が折れてしまっている子もいます。でも髪を植毛しなおすことやボディを交換することもできるので、頭さえあればまた遊んであげられます。そうかと思えば箱から出したばかりのようなとてもきれいな人形もいるのがフリマの不思議なところです。

中古の人形は、家に連れて帰ったらきれいにお風呂に入れてあげます。汚れた身体に風呂磨きの洗剤をつけて、歯ブラシでこすってやるときれいになります。身体の中の針金が錆びないようによく乾かします。髪の毛はシャンプーで洗い（注意１：ソバージュや巻き毛の場合、洗うとカールがとれてしまいます）、リンス代わりにソフト剤にひたしてから自然乾燥させます。熱で髪が溶けるおそれがあるので温風のドライヤーは使ってはいけません。

 

髪にくせがついているときは、洗った後にお湯をかけて櫛でとかしてやると、かなりまっすぐになります（注意２：エクセリーナのようなトヨカロンの髪は特に熱に弱いのでできません）。これだけのことでびっくりするくらいきれいになります。不思議なもので、きれいになった人形はとてもうれしそうに見えます。

ジェニーは金髪・茶色の瞳が特徴なのですが、生産年やいろんな企画により微妙に表情が異なっています。下の画像は手元にある80年代頃のジェニーたちです。他にももっと種類があります。種類がわかっているものはどんなジェニーかを書いてみました。括弧内のページ数はグラフィック社から出ている「コンプリートジェニーファイル」（2001年）の参照ページです。

 

フリマめぐりはフリマ人形探しの達人さんに連れて行ってもらったのが初めてでした。その時ビギナーズラックで旧エクセリーナを見つけて以来、しばらくフリマにはまっていました。フリマの基本的なノウハウは達人さんに教わったものです。達人さん、どうもありがとう！