憧れのドレスの再現
幼い頃は人形遊びを通して自分の空想や夢の世界を疑似体験して楽しんでいました。大人になった今の人形の楽しみ方は憧れのドレスを作ってそれを人形に着てもらうことです。皆さんも漫画やアニメ、お芝居や映画の登場人物が好きだったり、歴史上の人物やある時代の服飾文化に魅力を感じたりすることがあると思います。そういった世界を人形サイズで再現しています。
私の場合まずは宝塚が好きなので、好きな役者さんや心に残った場面の衣装を作っています。作ろうと決めたら舞台やビデオや写真などでその衣装をよく観察します。実際に目で見ると衣装の質感が一番よく分かるので、舞台を見に行ってもお芝居そっちのけで衣装ばかり見ているときもあります。生地の使い方や飾り方、役者さんの髪型やアクセサリーの選び方など、とても勉強になります。
よく観察することでドレスのイメージはつかめるのですが、材料選びにはいつも悩みます。人間の衣装の材料と同じものがそのまま使えれば簡単なのですが、入手が不可能だったり人間サイズの柄のままでは人形には大きすぎたりするので、人形用に雰囲気の似た材料を探します。ある部分だけ人間サイズの材料とそっくりなものが手に入っても、他の材料とのバランスが悪いと却下してしまうこともあります。
このように作っていくと決して厳密なミニチュアにはなりません。でも、手に入る材料で工夫して自分の受けたイメージに近いものができると嬉しいです。こういう作り方はどこか、人物や風景を見て絵を描いていくのに似ていると思います。同じ衣装を題材にしても、他の人が作るとその人の個性を反映したドレスができあがることでしょう。
ドレスはまず土台を作って、それから飾りをつけていきます。土台の時点では地味なのですが、飾りがつけられていくとだんだん豪華なドレスになっていきます。その変化の過程が大好きで、段階ごとに写真に撮っておいて、のちのち完成したドレスと見比べて楽しんでいます。
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ドレスができたら次は人形の改造です。私は顔の描き直しはできませんが、植毛やお湯パーマでモデルの髪型に近づけていきます。髪型を作って細かなアクセサリーをつけていくとドレスとのバランスも良くなり、モデルにも近づいていくような気がします。
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モデルに相手役がいるときは、相手の人形も作って一緒に飾るとストーリー性も出てきます。そしていよいよ憧れの場面の再現です。
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でも私は面倒くさがりやなので、ついつい相手役まで手がまわらないことが多いです。
作品を詳しく見たい方はドレスの部屋へどうぞ。
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